大垣市の雨漏り修理、修理費用などの相談窓口 大垣市雨漏り修理センター

住宅の外壁サイディングは、セメントと繊維材を主な原料としており、軽量で施工性が良く防火性能にも優れているのですが、強い衝撃を加えると割れる欠点があります。

サイディングの割れで雨漏りするケースは、雨水でサイディングを取付けている釘や下地が腐り、防水シートにまで劣化が進んでいる時です。

【施工時の割れる要因】

サイディングの取付けには、釘留めと金具留めがあります。一般的には厚さが15mm以上が金具留めで、それより薄いものが釘留め仕様となっているようです。釘留めは、専用の釘を金槌で打ち込むのですが、その本数は外壁全体では数千本にもなります。從って、打ち損じることもあり、目に見えないヒビ割れを起こしている場合があります。この目に見えない割れが経年の熱伸縮や振動で大きくなり、雨漏りを起こす原因に繋がるのです。他方の金具留めの場合は、金具を先に壁の下地材にビス止めし、それにサイディングを引っ掛ける工法ですから、金槌による損傷を受けることはありません。

【取付け方法による差】

釘留めと金具留めのサイディングでは、地震などの振動に対する追随性が大きく異なります。釘留めの場合は、一枚のサイディング板（サイズが450×2700の場合）に20本ほどの釘を打ちますから、サイディングは建物に緊結された状態になり、地震などの横揺れ時には釘のところから割れやすくなります。他方の金具留めはサイディングを金具に引っ掛けているだけですから、地震などの振動に追随し、割れにくい構造となっています。