外壁からの雨漏りは気づきにくく、室内側で気づいた時には、壁内部にも何らかの劣化が進んでいます。
従って、外壁の雨漏りでリフォームする場合には、外壁側の防水シートは勿論ですが壁内部のグラスウールの入れ替え、防腐材の塗布が必要となります。
- 【グラスウール等の交換】
- グラスウールは雨水を吸水すると、重みで下に垂れ下がり断熱効果が失われます。時にはカビが発生していることもあります。従って、リフォームの際は雨漏り部分のグラスウールは思い切って交換しましょう。
- 【防腐材の再塗布】
- 雨漏りで木部が濡れている場合は、十分に乾燥させ、状況によっては防腐材の塗布でカビの発生を防ぐことも必要となります。一旦発生したカビは、乾燥だけでは死滅せず再発生すると木部の腐食を起こすのです。
- 【防水シート】
- 外壁の割れなどから入った雨水は、防水シートが壁内部に侵入するのを防いでいます。従って、外壁の雨漏りが室内側に現れた時は、防水シートにも欠陥がある時なのです。このことから、外壁の雨漏りでリフォームする時は、防水シートの修繕を徹底することが重要です。